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ブログを引っ越しました!(2) [メンテナンス情報]

まだ結構なアクセス数がありますので再通知です。
引越先は次の通りです。


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ブログを引っ越しました! [メンテナンス情報]

当ブログへのアクセスありがとうございます。
開設以来読者の方も順調に増え、沢山の方にご覧いただくようになりました。

自身のインターネットプロバイダーであるSo-net上にブログを開設しておりましたが、他のブログをいろいろ知るようになり、機能や設定の多彩さ、サーバーの反応などを考えて、ブログを引っ越すことにしました。引越先はFC2Blogです。

引越自体はエクスポートとインポートで意外とあっさりできましたが、リンクやランキングサイトの設定変更など含めて半日ほどかかってしまいました。
So-netのサイト(本サイト)の方は、しばらくの間たったら閉じようと思いますので、お気に入り設定やリンク先の変更をお願いします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。




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blogramに登録してみました [メンテナンス情報]

ブログランキングにはいくつか登録していましたが、ちょっと毛色の変わったところで
blogramに登録してみました。

登録するといろいろ解析してくれるみたいです。
さて、どんな結果がでるやら、、、
ブログでハイドンを取り上げているページは結構あるものですね。

どうも平日は帰りが遅く更新がままなりません。
週末にいろいろ記事の用意はしておりますので、今しばらくお待ちを。

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クーベリックの天地創造 [この一枚]

カラヤンの天地創造を一気に聴いて、その魅力を再発見したのを機に、他の盤も引っ張り出していろいろ聴いてみてます。
今日はクーベリック盤。

KubelikCreation.jpg

ライブではなくスタジオ録音のようです。1984年、バイエルン放送響との録音。
歌手はよくある3名ではなく第3部のエバとアダムを別配役としたもの。ガブリエルがマーガレット・マーシャル、エバがルチア・ポップと普通はメインキャストをガブリエルとするのと逆に感じます。

ちなみにマーガレット・マーシャルはマリナーのミサ曲などでハイドンの録音も数曲あります。


上記のサイトのちょっとぼけた写真でもかなりの美人ですね。

さて、演奏は、ダイナミックさを目指すのではなくクーベリックらしい中庸の美学を感じさせるもの。純音楽的な構成美を目指しているのでしょう。カラヤンと比べるわけではありませんが、旋律をわりとあっさり奏でていきますが、オーケストラコントロールは非常に丁寧で見事。出だしの部分はかなり集中して弱音をコントロールしています。曲の大きな流れの把握が旨く、第1部のクライマックス、第3部の集結へ盛り上がっていく自然で素朴な高揚感の表現が特徴でしょう。

歌手の方は、最近カラヤン盤でヴィンダーリッヒやシュライアーなどのウリエルやプライのラファエルを聞き慣れてしまい、耳が肥えてしまっているのはいたしかたありません。ガブリエルのマーシャル、ラファエルのハウエル、ウリエルのコールともに悪くありませんが、やはりカラヤン盤の配役とはかなり差がついてしまっているのは正直なところ。なかではマーシャルが聴き応えがあります。トラック9のアリアは線は細めですが独特の可憐さがあってなかなかいいです。
肝心のポップですが、第3部のアダムとエバのデュエットは、やはり高音の美しさが際立ちますね。アダムのヴァイケルも艶のあるバスでなかなかいいです。

録音はやや遠目にオケが広がり、歌手の定位も控えめですが、録音自体はスタジオ録音だけに悪くありません。

この盤はやはりクーベリックの素朴な良さを聴くべき天地創造なんだと思います。オーケストラ、コーラス、ソロのバランスもよく、クーベリックの円熟の棒さばきによる現代楽器による質の高い音楽を楽しむべき標準的な名盤という評価です。

Kubelik, Gabriel:Marshall(sop), Uriel:Cole(ten), Raphael:Howell(bas), Eva:Popp(sop), Adam:Weikl(bas), Bilgram(cem), Chor des Bayerishen Rundfunks, Symphonyorchester des Bayerischen Rundfunks (June 1984) ORFEO C 150852 H [++++]

その他の演奏はこちらをどうぞ。

タグ:オラトリオ
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新橋演舞場で海老蔵の水入り! [見聞録]

今日は午後から歌舞伎見物に新橋演舞場へ。
歌舞伎座は先月で建て替えのため閉鎖になりましたので、これから3年間は、歌舞伎座以外の劇場をまわることになります。


演目は夜の部で熊谷陣屋、うかれ坊主、助六由縁江戸桜。先月あまりに豪華キャストだったので今月は若手中心の配役。先月3部構成で頑張られた名優の皆さんは今月はゆっくりお休みというところでしょう。団十朗さんもゆっくり休んで体力をつけてほしいものです。

熊谷陣屋は源義経に市川海老蔵、熊谷直実に市川染五郎など。
背景、筋は複雑ですが、基本的にお家を守るために身代わりとして自らの子供を殺め、首実検の際にそれが発覚するという悲劇。
最近話題の海老蔵は演技の幅や感情移入はまだままだなものの、鼻筋の通った凛々しい姿と良く通る声は流石名門の血筋を感じさせます。台詞の少ない義経役で、威厳を表現すべき役柄。透き通る声と美形以上の役作りは、これからということでしょう。
なにより2月に見た勘三郎の俊寛のときと同じ、浪曲と太竿。今日もとっても良かったです。オケのよいオペラを見た気分ですね。

うかれ坊主は尾上松緑の道化筋を生かした演目。これだけとぼけた顔に化粧ができるのか呆れるくらいの惚けずら。こうゆうの嫌いじゃありません。なかなか名演。道化と悪役は芝居の鍵ですからね。

そして、本日のメインの助六。実は舞台で見るのは初めてです。
これは将来の海老蔵(あるいは次代団十朗)のはまり役になるべき演目なんでしょう。ただし、2時間以上の舞台を持たせるには、まだまだ演技力が足りないと痛感させてしまう舞台でした。
先月団十朗や左團次がおそらくすばらしい舞台を作ったんでしょう。絢爛豪華な吉原の郭の物語ですが、色男たる助六のキャラクター演出がまだまだの印象。おそらく美形の新人テナーが美声と美貌のみでドン・ジョバンニを演じきれなかったのと同じ印象なんじゃないかと思います。
最後は何十年ぶりかといわれる水入りの場面。敵を討つべき刀を奪いかえすために相手を殺したあと、見つからないように郭の水桶に隠れるのを実際に水桶に沈む熱演。これはこれでお客さんを大変喜ばせてました。
海老蔵はいろいろ意見はあるものの、世の中を引きつけるスター性は類いまれな存在です。お父さん同様、これから芸の道で大成していくに違いありませんので、今後を柱の陰から見守りたいと思います!(星明子風)


それから、新橋演舞場について。
歌舞伎座にしばらく通ったせいか、久々に訪れた新橋演舞場は、やはり賑わいというか、芝居小屋としての趣には欠けている気がします。昔この建物を設計した設計事務所でバイトしていたことがありますが、構造的にはビルの低層にホールをともなう、構造設計技術者の腕の見せ所的な建物ではありますが、おそらく意匠を設計する技術者の文化的な器が建物に反映している気がします。
設計者とは文化を知り尽くしている必要があるんじゃないですかね。日本の将来を担うべき、役所や大企業の責任ある人たちが、どれだけ文化を知り、楽しみ、人に伝えることが出来ているか。
それが日本の将来を良いものにするバロメーターに感じられる今日この頃です。


夜の部が終わったのが9時すぎなので、日曜の夜に開いている店を探すことをせず、あっさり帰宅。
帰ってからハーフのシャンパンとオリーブと生ベーコンで反省会。ベーコンの適度な塩味がロゼのシャンパンに絶妙に合うことを発見。ちびちびつまみながらほろ酔い気分。

さあ、明日からまた仕事ですな。

タグ:歌舞伎 建築
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今更キーシンにびっくり [新着アルバム]

昨日取り上げたカラヤンの天地創造と同時にHMV ONLINEから届いたキーシンのピアノソナタ。

Kissin.jpg

キーシンといえば、ムターなどとともにカラヤンが若い頃にコンチェルトなどで共演し、天才音楽家としてデビューしたのは遥か昔のこと。個人的にこうゆうアイドル系の人のアルバムには手が伸びないのですが、YouTubeでたまたまキーシンのハイドンの演奏を見て、なかなかの腕前との印象をもちHMV ONLINEに注文した次第です。


童顔のせいか、キーシンは若いとのイメージがありますが、1971年10月10日生まれとのことで、もうすぐ40歳。演奏家としては脂の乗った時期になるんでしょうね。


曲目はXVI:30とXVI:52の2曲にシューベルトのソナタ。元々2枚のアルバムを1箱にまとめたアルバムなので、これにショパンのバラード集がセットになってます。

さて、肝心のハイドンの演奏ですが、これが超絶の名演。94年の録音なので23才の時の録音。
YouTubeの演奏はテクニックを誇示するようなノリのライブ演奏でしたが、アルバムの方は、テクニックの冴えがすばらしいのに加え、抑制もきき、音楽性の部分も一級品です。23歳でこの音楽性とは文字通り天才なんでしょう。

一音一音が完璧にコントロールされ、ダイナミクスの変化が巧み。おそらく実際のテンポの倍や3倍のテンポでも軽々と弾きこなせるのではと思わせる余裕があります。主旋律を鮮やかに浮き立たせて変化に富んだハイドンの曲の構造を解き明かします。またふっと力を抜いたところを旨く使ってメロディーにメリハリをつけるのが非常に巧みです。
凄いのはアダージョの部分の音楽性。凄いテクニックの持ち主なのに、それに頼るというか媚びることもないのが流石。

私がハイドンのピアノソナタの演奏の一つの理想像と感じるリヒテルの演奏が、巨大な岩のような力感の表現を土台とした演奏に対して、キーシンはハイドンの曲想の根底にある機知や変化を楽しむ部分、諧謔性なんかを踏まえたアプローチなんだと思います。

残念ながら、今カタログ上にはキーシンのハイドンはこの2曲とコンチェルトの1枚のみ。
脂ののった今だからこそ、ハイドンのソナタの録音を期待したいところです。

今日はこれから新橋演舞場に歌舞伎見物へ。
帰ったらまた、レポートいたしましょう。

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カラヤンの天地創造比較3 [スポットライト]

ちょっとスポーツクラブで泳いで、気分一新、カラヤンの天地創造の本命、スタジオ録音盤です。
今日3回目の更新!(こんなこと初めてです!)

Karajan2.jpg

こちらは、66年から69年にかけて録音されたスタジオ録音盤。

こちらは、超豪華ソリスト陣。ドイツ・グラモフォンの威信をかけたプロダクツといってもいいような絢爛豪華な布陣です。

ヤノヴィッツにヴィンダーリッヒ、フィッシャー・ディースカウ、ワルター・ベリー、そして34曲のソロになんとクリスタ・ルートヴィッヒ! ヴィンダーリッヒが録音の完了を待たずに急逝したため、ウェルナー・クレンがあとを継いで歌っています。

冒頭のオケから、ライブとは次元の違う緻密な演奏。冒頭の一音から大地をたたき割るような迫力の音塊。スタジオ録音にありがちな整った音調とは一線を画す、気合いのこもったオーケストラの響き。ベルリンフィルの弦が切れまくってます。なんと言うすばらしい弦の厚み! 神様降りてきてます!
第1部のクライマックスである3日目(トラック12)に入る所から第1部の集結まで、極太の筆で一気に書き上げるような奇跡的な展開。霧の中から徐々に光が射してくるような序奏からヴィンダーリッヒのビロードのような声で「いまや輝きに満ちて、陽は光を放ちながら昇る」とはいり(トラック13)、そしてクライマックスの「もろもろの天は神の栄光をあらわし」へ。完全にノックアウトです。

直前のライブで打たれた、ヤノヴィッツもとろけそうになるほど絶品の出来。ヴィンダーリッヒの気高さが際立ち、フィッシャーディースカウのアダムも完璧な抑制で終盤を引き締めます。

録音もオーケストラの一部が歌手であるようなオーケストラ主体の録音。この盤ではソリストのすばらしい輝きも、カラヤンの支配するベルリンフィルの圧倒的な音響、というより魂の響きにかすみがちです。これがカラヤンが目指したオーケストラ録音というプロダクツの金字塔ともいうべきものでしょう。

カラヤンが最も輝いていたすばらしい演奏の記録として、揺るぎない価値を持っていると思います。

この盤は、天地創造のベストチョイスというという位置づけのみならず、LP時代の録音芸術の最上の遺産、そして晩年は良い評価ばかりではなかったカラヤン、そしてベルリンフィルの真価をつたえる至宝として、広くお勧めできるすばらしいアルバムだと思ってます。
もちろん、この盤で演奏されたハイドンの最高傑作である天地創造の真価を伝えるアルバムであることは間違いありません。

レビューを書くにもエネルギーが要りますね(笑)
今日はカラヤンの天地創造を4種も聴いたのでくたくたです。

近所に一杯のみに行くこととしたいと思います。ひば。

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カラヤンの天地創造比較2 [スポットライト]

つづけて、さきほど取り上げたグラモフォン正規盤の5年前の1977年の、同じくザルツブルグ音楽祭のライブ盤。(CD−R)

KarajanCreation3.jpg


ソリストは、マティス、シュライアー、ファン・ダムにウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーンフィルという顔合わせ。

基本的にはアライザとシュライアーの違いだけです。
録音は観客席のざわめき、咳などが入っていたり、ピークがちょっと歪んでたり、ノイズがわずかに入るなどの傷はあるものの、音楽を楽しむにはこちらの方がリアリティがあっていいです。ソリストの声も明瞭です。ライブ盤は客席のノイズなどを除去しないほうがいいですね。

これは、カラヤンも見事。ソリストをしっかり支えながら、オケのダイナミックさで聴かせるところもポイントをおさえてます。第一部のフィナーレの頂点への持っていき方もすばらしい統率で盛り上がります。低音弦を中心に弦の厚みを感じさせるところともカラヤン風です。同じザルツブルグ音楽祭ライブの5年間の隔たりは大きなものと言わざるを得ません。
ソリストは、シュライアーの規律を感じさせる透明感のあるテナー、ファンダムの深みのあるバリトン。マティスが若干控えめながら、安定感のある歌唱。
ライブの魅力も存分に感じさせるいい録音だと思います。


そして、さらにさかのぼること12年。同じくザルツブルグ音楽祭、1965年のライブ盤。

KarajanCreationLive.jpg


これはグラモフォンの正規盤。ヴィンダーリッヒ急逝直前のライブです。

これはカラヤン全盛期のライブ。カラヤンがオーケストラを緻密に指示しようとしていながら、ライブだけにオケが最初から少々混乱している感じもあります。特にオケを押さえる部分をかなり押さえて、コントラストをきっちり表現したいというところに力点がおかれているように聴こえます。進むにつれてオケの調子も上がり、統率を取り戻していきます。第一部のフィナーレの盛り上がりは振り切れてすばらしいフィニッシュ。カラヤンの演奏にも帝王の風格を感じます。

この盤はジャケットに写真が載っていることからわかる通り、ヴィンダーリッヒを聴くべき盤なんだと思いますが、ところがどっこい、ヴィンダーリッヒ以上にプライとヤノヴィッツも激演です。特にヤノヴィッツにはノックアウトです。声質が好きなこともありますが、なんと可憐な歌声。ホールにピンと緊張感が張りつめるなか、ヤノヴィッツのソロが響き渡り、美しさに昇天です。
トラック5のガブリエルのソロが入った瞬間の清々しさ。トラック9のガブリエルのアリア、このような美しい音楽をここまで美しい声で歌われたら、、、この世のものとは思えないひと時です。

録音は65年ゆえ、流石に古さを感じさせ、オーケストラの音に厚みがたりず、その後の録音とくらべると若干聴きおとりするのは否めませんが、この盤はこの盤で、カラヤンの溢れんばかりの覇気と歌を来くべきすばらしい価値があると思います。

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カラヤンの天地創造比較1 [新着アルバム]

先日HMV ONLINEに注文しておいたカラヤンの天地創造の新盤の方が到着したので、早速レビュー。

KarajanCreation4.jpg

1982年のザルツブルグ音楽祭のライブからとの表記。
いつものようにザルツブルグ音楽祭のサイトでしらべてみました。


契約の関係からか、カラヤンの名前やソリストの名前も表記がありませんが、ウィーンフィルとチェンバロ奏者の名前が一致していたり、その他のコンサート記録からみて、このコンサートで間違いないでしょう。

ソリストは、マティス、アライザ、ファン・ダムにウィーンフィルの演奏。


カラヤン76歳の時の録音で、亡くなったのが89年ですので晩年の演奏の記録ということに。

これまで少しずつ触れてきましたが、手元にはカラヤンの天地創造が4種あります。録音年代順に並べると次のようになります。

Karajan, Gabriel/Eva:Janowitz(sop), Uriel:Wunderlich(ten), Adam:Prey(bas), Raphael:Borg(bas), Schmid(cho master), Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde Wien, Wiener Philharmoniker (29 August 1965/Live) Deutsche Grammophon 474 955-2 [++++]

Karajan, Gabliel/Eva:Janowitz(sop), Uriel:Wunderlich(ten), Uriel:Krenn(ten), Adam:Fisher-Dieskau(bar), Raphael:Berry(bas), Ludwig(alt), Schmid(cho master), Froschauer(cho master), Wiener Singverein, Berliner Philharmoniker (February 1966, September & November 1968, April 1969) Deutsche Grammophon 449 761-2 [+++++]

Karajan, Gabriel/Eva:Mathis(sop), Uriel:Schreier(ten), Raphael/Adam:van Dam(bas), Wienna State Opera Chorus, Wienna Philharmonic (15 August 1977/Live) sardana records [+++++]

Karajan, Gabriel/Eva:Mathis(sop), Uriel:Araiza(ten), Raphael/Adam:van Dam(bas), Wiener Singverein, Wiener Philharmoniker (18 August 1982/Live) Deutsche Grammophone 410 718-2 [+++]

今回手に入れたのが最後4番目のものです。

ライブだけに当時のカラヤンの状態がよくわかる演奏で、オケのダイナミックレンジは非常に大きく取っているものの、フレージングに全般に平板さがみられ、歌手とのタイミングのとりかたにも少々のぎこちなさが見えてしまいます。晩年のカラヤン風と言えばわかりますでしょうか。壮年期の覇気溢れる魅力は残念ながらのこっていません。
また、最晩年のブルックナー7番やモーツァルトの39番のような澄み切った透徹さをかいま見せるというような状態にまでは至っていません。
録音の特徴か、歌手よりオケの迫力を優先した音作りのため、歌を聴くというような演奏でもなく、良くも悪くもカラヤンの天地創造を聴くというような録音といえるでしょう。

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軽快、エディング・クァルテット [新着アルバム]

最近業務繁忙で帰りもおそく、更新がままなりません!
今日は、午前様寸前の帰宅でしたが、ちょっと前に手に入れたクァルテットのCDを取り上げましょう。

Edding.jpg

エディング・クァルテットの弦楽四重奏曲。
エディング・クァルテットは2007年設立の古楽器による四重奏団で、このアルバムは2008年の6月の録音。
デビュー直後の録音ということですね。

曲目はOp.77-1、2、Op.103と弦楽四重奏曲最後の3曲です。
こちらにオフィシャルサイトもあります。

あやしいジャケット写真をみて、恐いもの見たさ的理由で手に入れました、が、
これが、非常に緊張感溢れるいい演奏。軽快なテンポながらきちんとメリハリを付けて、ハイドンの曲想を奏でていきます。
有名なOp.77のアンダンテは、ぐっとテンポをおとして、古楽器の雅な音色の楽器でつぶやくような足取り。
デビュー直後という印象を感じさせない、非常に音楽性の高いいい演奏です。なかなかの実力と見受けました。

仕事に疲れた深夜に、室内楽を聴く悦びを味わえるとは、これ幸せですな。

とはいっても、疲れてますので、風呂入って寝ることとします。
本日はこれにて失礼。(短くてすいません!)



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