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絶品! リステンパルトのホルン信号 [この一枚]

今日は古いコレクションからお気に入りの一枚。

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カール・リステンパルトの交響曲集。ホルン信号、マリア・テレジア、王妃の3曲のセットで1960年代の録音です。
これは文句なしの名盤です。

一言でいうとごく普通の演奏なんですが、まろやかなオケの音色、中庸なテンポ、すべての奏者の息がぴたりと合って大きな音楽を奏でていて、これ以上の演奏はないというような完成度。ホルン信号とマリア・テレジアのアダージョ楽章の美しさはほれぼれするほど。古い録音ですが古風な感じはあまりせず、時を超えた演奏の価値を感じさせます。録音もこの時期としては非常によく、聴きやすい音です。
ハイドンの演奏でいえばビーチャムの交響曲の演奏の方向に近いかもしれませんが、ビーチャムにはイギリス風、リステンパルトにはフランス風を感じるというのが違いでしょうか。

これほどの演奏をするリステンパルトがもっと取り上げられてもいい気がしますが、日本では古い方以外はほとんど知られていないんじゃないかと思います。シューリヒトなんかが好きな方には受けるような気がします。

リステンパルトの録音で今手に入るものは多くありませんが、ユニバーサルから最近旧ACCORDのコレクションが黄色いジャケットのシリーズでリリースされた中に、同じハイドンの時計、軍隊、驚愕のセット、モーツァルトのピアノ協奏曲22、23番や、ミサ曲集(エクスラーテ・ユビラーテ、戴冠ミサ、ヴェスペレ ハ長調)などがあり、リステンパルトの魅力を知るにはこちらもいいアルバムです。
今見たら、HMV ONLINEの検索に引っかかりませんが、もしかして廃盤かしら、、、

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