NAXOSのミサ曲全集 [この一枚]
今日の一枚はNAXOSのミサ曲全集。
いつもは1枚ずつ発売して、あとからまとめて発売するのが常套手段のNAXOSですが、これはいきなり8枚組の全集で発売され、ちょっとびっくりしたものです。指揮は2曲を除いてJ. Owen Burdickという人で、天地創造ミサとテレジアミサののみJane Gloverで、オケは古楽器のRabel Barque Orchestra。
演奏はどの曲も古楽器の響きの良さが感じられる、非常に自然な演奏。あえていえばグラヴァーの2曲はそれに柔らかさが加わり、一つ格上の出来。ミサ曲を聴くためのファーストチョイスとしてお勧めできる演奏です。録音も自然でとてもいいです。
ライナーノーツは目次から始まり曲の解説、歌詞、演奏者紹介、指揮者のコメント、全録音のオケや合唱団のメンバー一覧まで含まれていて、とても廉価盤とは思えない丁寧な作り。箱もしっかりしたつくりでとても廉価盤とは思えない力の入れようです。
先日Brilliant Classicsを取り上げたばかりですが、廉価盤のもう一方の雄のNAXOSも負けてはいられないといった気迫が感じられるセットです。
ちなみにNAXOSの方では、先日ピアノソナタのおすすめで触れたYandoのピアノソナタ全集や、コダーイクアルテットによる弦楽四重奏曲全集、多数の指揮者で作り上げた交響曲全集、オラトリオ全集などいろいろとリリースされていますが、このミサ曲全集はピアノソナタ全集とならんでハイドンの良さを伝える双璧と言える存在です。
(BLOGメンテ情報)
今週一段落したピアノソナタの整理ですが、右のPiano Sonata 3のファイル容量が大きく膨らみ、携帯等からのアクセスに支障を来す可能性があるため、Piano Sonata 3と4に分割しました。
あと、最近調べたところ、WikiPediaの情報もそれなりに情報が充実してきているためリンク先に加えました。
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