クイケンのロンドンセット [スポットライト]
昨日、クイケンのパリセットを取り上げましたが、気になって、ロンドンセットの方も聴き直してみました。
これは、BMGジャパンの企画によるこれまでリリースされた5枚の録音を4枚にまとめた廉価盤で、まさに今年の3月に発売されたばかりのもの。もともとドイツハルモニアムンディ盤では、93番、94番、95盤と96番、97番、98番で1枚ずつ、のこりは2曲で1枚づつと計5枚のリリースでした。オーケストラはすべてラ・プティット・バンド。
録音は1992年から1995年にかけて、ヴァージン盤のラ・プティット・バンドのものと同様、オランダNaarlemです。
こちらの方が録音が新しい分響きの固さはなくなり、録音によるハンディはなくなりました。
演奏は、クイケン特有の端正さを保ちながら、編成が大きくなった分ダイナミックさも増しています。作為的なフレージングは一切なく、淡々と勧めていきますが、それでいて非常にニュアンスに富んでいて、高次元のバランスの良さを感じさせます。中では、96番奇跡、97番、98番、100番軍隊が気に入りました。他の曲もムラがなくいい仕上がりです。
リリース当初のジャケットものせておきましょう。
各曲の評価はこちらでご覧ください。
パリセットなど
ロンドンセット
2010-03-22 22:34
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