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再び歌舞伎座へ [見聞録]

先月の歌舞伎見物で味を占めて、再び歌舞伎座へ。これが現歌舞伎座の建物に入る最後の機会となるでしょう。

Kabukiza.jpg

今日は15:00からの第二部を花道すぐ横で見物。
今月公演で本当に最後の公演のため、三部構成のすべてが豪華キャスト。

寺子屋は、片岡仁左衛門、中村勘三郎、松本幸四郎、坂東玉三郎。幸四郎が菅原道真の息子菅秀才の身代わりに自身の子を寺子屋に預ける松王丸役を熱演、クライマックスではあちこちからすすり泣く声が響き、江戸時代の筋書きの巧みさにやられました。

つづいて「こいつぁ春から縁起が良いわい」の名台詞で知られる三人吉三巴白浪。
こちらも、團十郎と吉右衛門、菊五郎の豪華キャスト。七五調の台詞のやりとりが痛快。鬼平吉右衛門と菊五郎のいざこざを團十郎が能書き垂れていさめる件です。
有名な冒頭の台詞は、、

月も朧に白魚の篝も霞む春の空
冷てえ風もほろ酔いに心持ちよくうかうかと
浮かれ烏のただ一羽ねぐらへ帰える川端で
竿の雫が濡れ手に泡思いがけなく手に入る百両
ほんに今宵は節分か西の海より川の中落ちた夜鷹は厄落とし
豆沢山に一文の銭と違って金包み こいつぁ春から縁起が良いわい 

てな調子。
そして最後は藤娘を藤十郎の踊りで。暗闇から一瞬であでやかな藤の花尽くしの舞台が浮かび上がる演出が粋でした。

三部構成の二部のため、終わった頃はちょうどおなかのすいた頃。
昭和通りを渡り銀座に向かっていこうとすると、そこにはあの有名なインド料理のナイルレストランがあるではありませんか。
店の前で中をのぞいてみると、テレビでよく見るナイルさんがにこりとこちらを見てらっしゃり、引き込まれるように中へ。

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おまかせコースと、インドビール、インド風紅茶でお腹いっぱい。
みんなとても美味しかったです。
ひっきりなしにいらっしゃるお客さんも常連の方が多く、皆さん楽しそうに食事を楽しんでらっしゃいました。
びっくりしたのが、帰り際に盲導犬をつれた方が一人でこられると、いつもそうしてらっしゃるんでしょう、入口そばの席へ何事もなかったように案内され、名物ムルギーランチをご注文。ちょっぴり感動しました。

なんでもナイルさんは、盲導犬事業を推進されているアイメイト協会を応援しているとのことで、パンフレットもお店に備え付けてありました。警察好き(警察グッズ好き)で知られるナイルさんですが、いろんな活動をしてるんですね。
近くにいったらまた寄らせていただきます。

アイメイト協会 http://www.eyemate.org/

さて、そのあとはチョー久しぶりに山野楽器本店へ。
ちらちら物色してると、先日よかった朝比奈隆のハイドンの録音が2枚もあるではありませんか。
いつも輸入盤ばかり気にしているせいか、国内盤には無警戒でした。山野楽器の本店にいくのはきっと10年ぶりくらいです。何枚か仕入れて帰宅。

朝比奈のハイドンは、1977年の大阪フィルとの交響曲1番と104番ロンドン、そして1979年の新日本フィルとの交響曲10番です。こちらのレポートはまたの機会に。

まだお腹いっぱいです(笑)

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